2つにわれたチョコレート【完】
最終章―

好き




翌日の朝は、空が青かった。



雲一つない晴天。



晴れわたった青空は、

澄み切ったあたしの心にそっくり。



「おはよう!」



前を歩く、乃愛とアリスに抱きつく。



「緋苺!? 黒山は…」



乃愛とアリスは、驚いてから周りを見る。



いつもあたしと爽哉は、一緒に登校してるから。



にこにこしたあたしを見て、アリスは何か気付いたみたい。




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