XO醤
麻雀開始から、10分、 「ロン、小三元、トイトイ、跳満だ」

「ノォー」

振り込んだのは奇術師風の男、渋々金をとり出しシュウジに渡した。

「ヒムラさん、今日ついてないな、ついてるときは手がつけられねぇほど馬鹿がちするのに、もうハコテンとは」

「よし、まあ、興はこれぐらいにして、本題に入ろうかの」

コウ爺が言った。

ミキと内藤はほったらかしにされて、すこしふてくされ気味だ。三人は一旦外に出た。

「なんだよ、ミキ、そんな、顔して」

「だって、シュウちゃん全然かまってくれないしぃ、つまらない」

「今日は、大事な話しあいがあるんだ、それ終わったら、相手してやんよ」

「やったー、シュウちゃんとエッチだー」

「こら!」

内藤が今にも飛び掛かりそうな勢いで、シュウジに詰め寄り、

「ぼっちゃん、私はかなしゅうございます、よりにもよってこのような、きたならしい女とおセックスなんて!」

「ちょっとー、汚らしい女ってなによ、失礼しちゃうわね!」

などとテントの外でやりとりしていると、占い師アキが、シュウジを呼びに来た。

「シュウちゃん、以外は中には入れれないわ、ミキと黒服のお兄さんは外で待ってて」

そして、シュウジはテントの中に入っていった。

ミキと黒服はなんとなく話しだした。

「内藤さんは、シュウちゃんとどんな仲なんですか?」

「ぼっちゃんが生まれた時からお世話係を勤めさせていただいております」

「なるほどぉ、シュウちゃん、お金もちの貴族出身なんだー」

「貴族とはまた違う、お金持ちです、ぼっちゃんのお父上は、裏社会では知らないものはいない、シンジゲート、黒龍のボスですので」

「黒猫よりも凄いの?」

「はて、ぼっちゃんがボコボコにされたそうですが、黒猫とはいったい?」

「黒猫は、このスラムをとりしきっている、マフィアみたいな、感じの人たちだよ」

「というと、コウ爺様がドンですか?」

「うん、昔はそうだったらしいんだけど、今は息子さんが跡を継いでるみたい」

「なるほど」

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