君といれたら
「何が分からないんだ?」





「うわっ!!!」




そんなことを考えていたら、突如耳元で囁かれた声。







その瞬間、背筋に悪寒が走り、一気に鳥肌が立つ。







「おまっ、おまえなに@*△¥□!!!」




抗議の声をあげたが、気持ち悪すぎて言葉にならない。


と同時に、その気持ち悪さを追い払うため、命一杯の力を込めて左耳をさする。







「どうした?」



すました顔で訊ねてくる、この性質の悪いことをやらかしてくれた輩。





「どうしたじゃねーよ!やめんか気色悪い!」





お分かりだと思うが…。


無論、言うまでもなく、見るまでもまく、晶だ。







「あぁ、悪い。つい出来心だ」



「出来心じゃなーよ!アホか!」



「まぁ、落ち着け」



「落ち着くか!」




あー!もう嫌だ!


どうして俺はこんなヤツと長年友達なんだ!?







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