たったひとりの王子様 [完]



由宇の顔は真っ赤になって、下を向いた。



あたしは由宇から離れて、女子の前にたつ。



「…ねぇ、なにが目的なの? 金井くんも、あんた達も」



いつもより少し強い口調。



柚香がびっくりしたような顔をする。




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