出席番号1番
【模試結果返却】(紗良視線)
「紗良ー模試の結果どうだった?」
「いつも通り」
見られて困るものでもないから結果を瑛斗に見せる。
「うお、全国一位!いつ見てもすげぇなー!東大もA判定だし、さっすが鬼才」
いつもの反応だから気に止めず瑛斗の結果を見る。
小さな五角形。
見慣れない数字。
並ぶE。
「………ん?」
並ぶE?
「……ちょっと瑛斗」
「何?」
「あんた何書いてんの、これ」
「ああ、それな!俺さー大学もスポーツ推薦だろうし受験関係ないから冗談で志望校んとこ全部、紗良と同じ東大の学部書いて出したんだよ。E判定だったけどな!」
瑛斗の言う通り第四志望まで全て東大の学部で埋めてある。
「スポーツ推薦で狙ってる大学入れようとしたけど資料から探すのめんどくてさー」
こういうところが馬鹿っていうか…
単細胞っていうか…
要は馬鹿なんだけど。
「E以外はねぇってわかってたけどな~」
「……………。」
「でもさー東大入れたら紗良と同じ大学なんだよな!夢のキャンパスライフを紗良とって絶対楽しいよな~」
「……………馬鹿」