出席番号1番


【期末テスト当日2】(瑛斗視線)



「終わったー!」


最終日、テストが全部終わったらいつも以上に盛り上がってるクラスメートを置いて即刻で紗良のクラスに向かった。



「紗良っ」

「……瑛斗」


紗良のクラスに来たはいいけど、

……空気重っ


テストが終わったばっかなのに机に向かって解答を見返していたり、友達と答えを確認しあっている。参考書取りだしてるやつもいる。
とにかくこれからテストが始まりますってくらいに静かで空気が張り詰まっている。

このクラスは間違っても
テスト終わったぜウェーイ!今日カラオケで打ち上げすっか~どこ行く?てか参加する人~!あ、あたし予約しよか?わたし駅前のとこなら割引券もってるーまじ?じゃあそこにしよーぜ!オッケー行くの何人ー?
なんてノリはない。

鬼才クラスには体力馬鹿クラスのような能天気さはないってことか…。
流石鬼才。

まあ、紗良は問題用紙をファイルに閉まっているところだったけど。




「俺さ、」

「あ 待って、廊下出よ」


俺の言葉を遮って言う。
…だよな。

この空気で俺は超浮いてるしな。



「出来たみたいね、その様子だと」

「おお!サンキューな!テスト返しがこんな楽しみなの初めてだわ!」


そういうと紗良は綺麗に笑った


「ふふ。お礼は結果が返ってきてからにして頂戴」


その微笑みに目を奪われて、紗良の言葉の反応が遅くなる


「お、おぉ!」


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