ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
「で、裕香はパーサーと何を語り合った訳?」
「語った、というより、ダメだって言われた感じ。
調律できないと、クルーズ船のピアニストとして採用されないんだって」
さっきのことをかいつまんで説明したら。
「多分、パーサーは裕香の腕前を高く評価しているんだと思うよ。
ただ、今のままだと、それを生かせないのも確かだよね。
何か考えがあるにせよ、それを可能にするだけのやる気が裕香にあるかどうか、試されてるって感じじゃない?」
「うん、それは私も感じる」
「なら、頑張れ! まずはお互い、研修を無事に終えられるようにね!」
ペットボトルの紅茶を、まどかが乾杯してきた。
お菓子と紅茶で盛り上がる私達。
楽しいひとときを過ごして、ストレス発散。
夜の勤務を頑張るための気力を蓄えた。