ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~


もうすぐ出勤時間という朝。

菫からのメールを読んで、ふきだした私。


コウさんに見せたら、やっぱりニヤニヤされた。


「正夢になりそうだよな、いや、正夢にするけど。

菫ちゃんのブーケと、俺のおまじないによる相乗効果ってヤツだな、これは。

やっぱり俺の言ってた事、当たってるだろ?」


そう言いながら、また抱きしめられる。


「当たってますけど、早く準備しなきゃ……」


「もうすぐ時間になるからこそ、こうしておかなきゃ」


唇が塞がれて、つい、時間を忘れてしまいそうになる。

コウさんの胸を叩いて、離してもらう。


「もうっ! 遅刻しちゃいますよっ!」


「つれないなぁ。俺だけが夢中な訳?」


そんな切ない顔しても、ダメなものはダメ!

……と言いたいところだけれど。


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