ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
「どう変えてくれるのか楽しみ、と言いたいところだけど、もう裕香の前で弾くのは勘弁」
苦笑いしつつ言われたけど、私はまた聴きたいと思った。
「……これ以上の羞恥プレイはないぞ」
「何か言いました?」
「いや、何でもない」
コウさんの照れる姿、パーサーからは想像できないけれど、可愛いと思った。
「それより、ちしま学園には、今でもよく行っていたんですね」
「まあ、ね。
あそこを出てから、もう15年経つから、俺がいた当時一番のおちびちゃんが、今年卒業するよ。
それで、裕香に頼みがある」