恋人以上、恋人未満。




「つきましたよ」
相変わらずおっきい家。
「ありがとうございました。」
お礼を言って車を降りるとそこには大量の執事みたいな人。





「お帰りなさいませ、お嬢様。」
「こちらへどうぞ」
メイドさんがあたしに笑顔を向ける。
執事にメイド?
あたしはどっかの国のお嬢様か?!






「理沙様??」
「あ、はい!ごめんなさい!」
メイドさんについていくと大きいクローゼットがたくさんある部屋。
こんなにいらないでしょ...
と思ったらその中には大量のワンピースやドレス。
普段からきれそうなかわいいものやパーティーにきるようなものまである。







「本日はリゾートホテルの屋上のレストランでランチでございます。」
そういってひらひらミニミニのピンクのワンピースをあたしに手渡す。


え...これ...きるの?あたし?
「きっとお似合いになりますよー」
そんなわけあるかーっっ!と心の中で叫んでワンピースを受け取る。







着てみたけど...一応着たけど...非常に似合わない。
むなしいよ、とても...。
「お嬢様!とってもよくお似合いです!」
「そうですか......?」
「はい♪次はお化粧と髪ですね」







まだあんのー?!?!?!?!?








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