俺らの姫様

「てめぇ、こんなとこでなにしてんだよ。」


「あた…俺は、理事長室まで、行く途中」

やべ、あたしって言いそうになった…


「ふーん。どうでもいいけど理事長室は真逆だぞ。」

「は?」

「だから、反対方向なんだよ。」

う、うそぉってかどうしよう…ここから理事長しつまでいける自信ないし


「俺が連れてってやろうか?」

「マジで!?頼む」

「着いてこい。」

案外、いい奴ジャン

「なぁ、お前名前なんてゆーの?」


「俺?俺は翔。お前は?」


「俺は…薫。」

「へぇ、薫か。ヨロシクな」

「……あぁ」


「お前は、なにで此処の高校に入ってんの?」

「は?」

「だーかーら、此処って金持ちか不良だろ?見た目からしてお前は金持ちだろ?」

「あぁ……。そうゆうこうと、俺は





















        南風の息子だよ。」







< 174 / 211 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop