瞳の中には君が居て



あたしはその手紙をごみ箱へ投げ捨てた。

…見た目で言い寄ってくる男なんて嫌い。

「ねぇ!聞いた!?」
「聞いたよっ」
「一こ下にめっちゃかっこいいこきたよね!?」
「やばいよねっ!」

クラスメイトの女たちが騒ぎはじめる。

あたしはそんなのに興味はなかった。



運命がゆっくりと動きはじめていた…




< 108 / 193 >

この作品をシェア

pagetop