瞳の中には君が居て



あたしが教室へはいるとちょうどめぐこがはなしていた。

「空星さん!スカート!遅刻!アクセサリー!」

めぐこは鋭く的確に指摘する。

「………………」

「無言にならない!!髪色!」

「………………………」

あたしは無言で席についた。
となりには真っ黒な髪になった穂積ゆきがきちんと座っていた。

真っ黒のほうが、彼には似合うような気がした。


めぐこはいい先生だとおもう。
だって普通はあたしのこの髪色と態度をみたら、だれもがはなしかけてこない。
はなしかけてきてもすぐ見捨てる。

だけど、めぐこはそれをしない。

優しくて、真っ直ぐな先生だ―…




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