瞳の中には君が居て
「じゃあホームルームおわります!」
めぐこの一言で騒ぎ出す教室。
あたしは、ぼーっと前をみていた。
穂積ゆきはイヤホンで音楽をきいていた。
すこし寝ようと思い、瞳を閉じた瞬間。
「徳永さん…っ」
どこかで聞いた、優しくて可愛らしい声。
「…………?」
声の方を見ると、扉付近に今朝会った彼が居た。
「………あ……」
「早速きちゃった!」
あたしはとたとたと彼の方へ歩いていく。
「…青木…竜心…?」
「そう!覚えてくれたんだ♪」
「……ぁ……うん……」
名前をよんだだけで満面な笑顔になる青木竜心。
「星空さん、竜心でいいよ。」
「………………うん…」
「………ありがとう。」
「……え……?」
竜心はお礼を言って笑う