MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜
「オレたちは好きで付き合ってんの。こそこそしたくないからちゃんと伝えただけ。
変な詮索とかされたくねーし。オレと初音が付き合ったらダメな理由とかあるの?」
真剣な響の言葉にドキッとする。
まさか、そんなふうに思ってくれてるなんて思ってもなかったから……。
「ダメな理由はないけど……雅子ちゃん、あれを使う日が来たわね」
「あれって?」
何なの?
わたしと響がキョトンとする中、お母さんたちは笑っていた。