MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜


「オレたちは好きで付き合ってんの。こそこそしたくないからちゃんと伝えただけ。
変な詮索とかされたくねーし。オレと初音が付き合ったらダメな理由とかあるの?」


真剣な響の言葉にドキッとする。


まさか、そんなふうに思ってくれてるなんて思ってもなかったから……。


「ダメな理由はないけど……雅子ちゃん、あれを使う日が来たわね」


「あれって?」


何なの?


わたしと響がキョトンとする中、お母さんたちは笑っていた。





< 275 / 288 >

この作品をシェア

pagetop