恋空模様

高校2年の春

雨が降るなか、俺はぼんやり倒れ込んでいた。

軽い気持ちで手を出した女の彼氏かなんかにボコボコにされて体はボロボロだった。


(結局は俺の容姿が珍しくて近づいただけかよ)

金色の髪に青い眼。

母親が外人なために、俺は目立つ容姿だった。


(まじで女なんかくだらね―)



「あの・・・」
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