特別機関『GQ』!!
BDの目的
「――ということがあったんです。」

私達は寮に帰る前に急遽、警視総監に会うことにした。



「ふうむ…そんなことが…」


「今日の事件では全員が能力を使いました。

今後、何か対策をたてられるかもしれませんね…」


心が小さくため息をついた。


「そうとなると、事件を解決に導くのに時間がかかるかもしれないな…」

警視総監は頭を抱えた。

「あの事件の二の舞は踏まないようにしたい…。」


「純くん。それは君だけじゃない。
心くんも、弥生くんも、瑠都くんだって……

いや、警察全体もあの事件の様なことを起こしたくないと思っているよ。」


「そうですよね…すみません。」


「気安く名前を呼ぶなクソジジイ」

瑠都がいつものように警視総監に毒を吐く。

「そんな…わし今良いこと言ったつもりだったんだが…」


警視総監はしょぼくれてしまった。

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