王子様はご主人様!?


「何しに来たんだ…。さっさと帰れ」



花梨の横でそう言った沢田


「俺さ……確かに家柄も何もねぇよ?ただの高校生だし、学園で言われてるような王子様なんかじゃねぇ。」



「輝……」



「お前の方が花梨に何もかも釣り合ってるのかもしれない……。花梨のパートナーとして、婚約者として……」



「えっ!?輝?」



「でも!俺はそれでも花梨だけは譲れない!!花梨だけは譲れないんだ……」



「っ……!」


「花梨のことが……誰よりも好きなんだ……」



誰にも負けないくらい、好きなんだ……





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