平穏

平和、調和、平穏

僕の願いはそれだけだった。

黒や神という人達などどうでも良かった。

平穏な日々が雄亮と僕をいつまでも包んでいるなら
それで満足だったんだ。

でも、神と名乗るあの人は、変革、変容を望んだ。

雄亮を人類のさらなる進化の可能性として
その基盤として選んでしまった。

僕には分からない。


なぜ、雄亮なのか

なぜ、選んでしまったのか


それが、分からないんだ。
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