ビターな彼に夢中[短編]
いつものように学ランを椅子にかけるマサト。



『俺こっちのページ書くから
お前こっち書いて』



今日は明日使う原稿を作る。


私が座っていた机に
向かい合わせに座ったマサト。


ひとつの机に向かい合い、
原稿を書く。



うつむくと、マサトと頭がぶつかった。


『狭いよ~
マサト前向いて自分の机で書いてよ―』


『狭くねぇ』


狭いよっ!


私は仕方なく
自分が席を移動することにした。


腰をあげると
マサトに腕をつかまれた。


『…なんか俺したっけ?』


私を見上げるマサト。

目が怒ってる。



…えぇ???


逆キレ!?



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