秘密の彼氏
「クラブは、昨日の街にあるんだよ。あっ、そうだ。愛美も行く?」


「私も?」


えー、どうしよう。


クラブなんて行った事ないし、第一、私には塾が…。


「やっぱマズイよな?悪い、気にすんな」


竜二はそう言うと、機嫌良く鼻歌を歌いながら歩く。


関わらないでおこう。


そう思っているのに、何故か私は言っていた。


「一緒に行く」


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