秘密の彼氏
神~ジン~
その声を聞いた途端、柚の顔が明るくなった。


「良かった!ジンだわ。出ましょ」


ジン?


柚は急いでドアを開けると、小走りで出て行く。

その後について、ゆっくりと出ると、竜二と同じくらい背の高い男の人が、ケンカを売ったらしき男を掴まえていた。


「竜二!」


口を切ったのか、少し出血している顔を見て、走って駆け寄る。


「愛美!お前、制服のまま出てくるなよ」


竜二は驚いた様に見ると、私をたしなめた。


「だって…」


ケガをした竜二を見て、心配でたまらなかったんだもん…。


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