秘密の彼氏
「そんなに有名だなんて、知らなかった・・・」


今までの人生、‘‘不良‘‘と名の付く人たちが、一番縁遠い。


だから、そんな事は何も知らなかった。


良かった。


昨日、早めにあの場を逃げ去って・・・。


ある意味、おじさんよりヤバイかも。


「この辺りじゃ、有名よ。顔も知ってる人は、知ってるんじゃないかな?」


なるほどね。


だから、昨日のおじさんは転がる様に逃げたってわけだ。


「とにかく、もうあんな場所は、歩かないようにする」


神竜会の竜二・・・。


そんな世界の人たちも、いるんだ・・・。

< 9 / 152 >

この作品をシェア

pagetop