少数派の宴

後悔するなよ。
それだけだった。
渋ると思っていた<煙草屋>が、そう言ってすんなり許可したのだ。

<トカゲ>は、村を離れるという実感の湧かぬまま、1つ頷いた。


.
< 13 / 32 >

この作品をシェア

pagetop