月の下の砂漠の上で



「わかりました。でも血が流れないように剣ではなく木刀を使ってください。」

マハルはその威圧にやられたのか渋々 頷いた。

「わかった」

「競技場の手配などはこちらで。また後で来ます」

そう言って部屋を出ていった



16年間生きてきて、男同士が自分を奪いあって決闘をするなんて考えたこともなかった。

奪い合いなんて もっと顔が可愛くてスタイルがよくて器用で、そんな人が経験できることだと思っていた。

少し羨ましいとか思っていたけど、実際に目の前で行われようとしていると思うと正直とても迷惑な気がする。

少しも優越感を感じないって言うと嘘になるけど…

でも、もしそれでどちらかが怪我をしたらと心配だしそれに罪悪感だって感じる。

今からでも止めてもらえないだろうか

「あの「すまない」

聞いて頼もうとしたあたしの声にライルの謝罪の言葉が重なる

「美月はあまりいい気がしないのは、わかっている。だが、俺なりのやり方でお前を守りたい」

「どうしてそこまでするの?」

「好いた者を守りたい、そう思うのはごく自然のことだろう?」



あたしはこの瞳によわい

自分の意思なんてすぐに引っ込んで

何も言い返せなくなる
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