続☆恋ごころ-君と恋愛-

*もっと好きになればいい


私と、佐野先輩以外の4人はホールの端で話をすることに。

「ごめんね志帆ちゃん…軽はずみな発言しちゃって。」

突然、千晴先輩が謝りだした。

「佐野くんの言ってることはすごく正しい。きっと、志帆ちゃんに気づいてほしいから、成長してほしいから、あんな言いかたしたんだよ!?」

「分かっています…。でも、どうしたらいいかよく分からなくて…」

私に求められている演技は何?

それが、どうしても分からないの。

「じゃあ、私から…これは、志帆ちゃんだけのことじゃないから、みんなも考えてね。」

「もちろんです!」

「志帆ちゃん…奈津って、部長のことどう思って最後にああ言ったの?」

「え…と…愛されてよかった…?」

「だったら、そう思ってないとダメじゃない!!簡単なことでしょ?」

え…

そう思ってる…

「そう…ですよね」
< 40 / 48 >

この作品をシェア

pagetop