続☆恋ごころ-君と恋愛-

「でも、思うと…意識しすぎちゃうんです…だったらもう、感情を捨てるしか…」

「志帆ちゃんがすぐ感情をコントロールできるのは才能よ?だから、佐野君のコトは…意識してていいのよ?」

「え…!?それが、ダメなんじゃ…」

「顧問が言ったのはね"先輩だからどうしよう"とか"集中できない"とか、不安系統のことを言っているの。だから、不安にならなければいい。」

千晴先輩の言っていることは、とても分かりやすかった。

「好きな気持ち、バーッと出しちゃえばいいのよ!!」

先輩を、好きな気持ち。

「志帆、分かる!!すごいいいこと言ってる!!」

未衣が目をうるうるさせていってきた。

「未衣ーー俺への気持ちも…」

「うっさい!ちょっと黙って!志帆、好きなことは恥ずかしいことじゃないんだから。頑張ろう!」

未衣の言ってくれることはありがたいけど。

棗が気の毒…
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