ヒミツのお姫様☆


「柚希は、笑ってた方がいいよ」


斉藤は目線を私と同じにした。


その笑顔に、距離に、自然と頬の色が赤く染まる。


「う……うん////」


「じゃ、俺はそろそろ部屋に戻ろうかな。
柚希はどうする?」


斉藤は、軽く伸びをしながら言った。


「お、俺も一緒に戻るっ!!」


「じゃあ、行くか」


「おうっ!!」


私達は、2人で寮の方へと歩いて行った。
< 157 / 220 >

この作品をシェア

pagetop