ヒミツのお姫様☆

「えっ!?嘘っ??」


「彼女でもいるのか??」


斉藤に続いて、新谷も城井も私に近寄ってきて
私のケータイを覗いた。


3人の声が大きくて、教室に響く。


それと同時に、みんなの視線が私に降り注ぐ。


「えっ……いや、これは……」


彼女がいるとかいないとか……


その前に!!!


私、女だから!!


そう言いたくても、言えない。


「え~?でも、柚希。
顔、にやけてたよ?」


と首を傾ける斉藤。
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