ウラコイ2 銀幕の旦那様





「そう思ったら工藤さんて人もイケメンよね、ぼけーてしてるように見えるけど…」


「そうかな。」



「ま、ちぃ姉は神田さんが一番いいんだろーけど。」



「それは…そうかも。」
















〈美帆目線〉




「町谷さん…?」


「……、はじめましてお、お兄さん。」




休憩を狙ってこられた…
逃げようがないじゃない

工藤匠さんはにこりと笑っている




このくそ暑いのに、シャツ…
ネクタイは絞めてない


「……」



「あの、」



「あぁすみません。旬から聞いてたより綺麗だなぁて思って」




綺麗…て。

「ありがとうございます。…」


「それはこちらの台詞だよ。町谷さん、こちらこそありがとう、旬を好いてくれて。旬は分かりにくい子だろ…。」




お兄さんは
タバコを吸ってもいいかな?と言った


あたしは頷いた
あたしはタバコは嫌いじゃない…


旬は吸わないけど。




煙草を出してパチンと火を点ける


旬に似た長い指…。



「…旬から聞いたと思いますけど、工藤の家は政治家で、厳しい家でした。俺達兄弟は男だからなおさら厳しく育てられて…敬語…旬も話すでしょ?抜けないんですよ。小さい頃から躾られたから」

< 205 / 600 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop