ウラコイ2 銀幕の旦那様





甘い物も誕生日ケーキも食べさせてくれなかった…




旬が家の事を話した
のはあのときぐらいだ…



あまり 家の事を話したがらない…




「…一流の大学…一流の人間。そのために散々勉強させられました。旬も自分も…俺は仕方ないと思いました。長男だから、いずれ家を継がなきゃならない…」





兄貴がいたから、
この仕事に就けたんです…



兄がこういう店を使ってて…



「だから旬は政治家にならなくていいと思いました。けど親父は、兄弟二人を政治家にすると公言して……。旬にも勉強を強要させて、…旬はなんでも器用に出来た。勉強も…俺より完璧に出来た。親父は旬の優秀さに気づき“完璧”を求めた…」



煙草をふーとふかした


どこか哀しそうに見える
彼もいろいろあったんだろう



ここまで来るのに…
たくさん乗り越えたはずだ…


「…俺もガキだったから旬の優秀さに腹を立てた。旬ばかり親父が構う……。もう旬に何もかも押し付けた方が楽じゃないかと思った…。でもある日旬は、壊れた。」






「え…?」




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