ウラコイ2 銀幕の旦那様



「優しくして勘違いされたらそれこそ迷惑だ。」




「…確かにな」





市村はじゃあな…と
喫煙所の方に行った


タバコ吸うついでだったらしい








ギブアンドテイク…




彼女は得意そうに笑った



出来ない事ないでしょう
俳優なんですから…?






俺は出来ないと断った
すると今度は付きまといだした





何なんだ。


みちるさんの妹…
彼女の先輩…

彼女の母親……
そして彼女…



に振り回されてる…俺。







「……どうするか。な」






頭で考えても結論は出ない。


どうにかしないといけない



わかっている。

けれど そんな
器用に何でも出来ない…。






いまは演技にしか集中したくない…









「神田さーん」




「はい。」






ため息をついて俺は
スタジオに戻るため腰をあげた


















<目線おわり>
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