RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-

そうだよ!あんな目で見られたら断れるかぁー―――…


あたしたちは共同スペースで話を始めた……





――――
―――――――……



“DOLL”の始まりは荒れ果てていたあたしを拾ってくれた人から。


そしてその人が拾ったのはあたしだけじゃなく、今のDOLLメンバーのトップ集団全員。あたしのような人たちを集めてあたしたちが羽ばたくチャンスをくれた。

その人はあたしたちのヒ―ローであり、何度かあたしたちがグループ組んでからも顔を合わせてた。

その人と会う時はいつも同じ店。そしてそこのオーナーがあたしたちにその人の事を教えてくれる。



そのお店はいわゆるあたしたちのたまり場。
名前は“butterfly”。


そこはあたしたちが一人でいたくない時、来なさいと作ってくれた場所。


そしてそこがあたしたちにとって大切な場所へとなった…



いつの間にかDOLLと呼ばれるようになって、あたしがリーダー格になってた。

自分がなぜそんなことになったのか、それはオーナーに彼からの伝言を聞いたから。


DOllのメンバーはそんなに多くない。族で言えば、少なすぎる部類。

他の族から見ればたいしたこともない、だから、なめられる。

規模が小さい、という勝手な考えで。


だから、今まではそこまで入るタイと言う人も少なかったし人数も増えなかったのに…

いきなり増え始めたの、あたしたちは喧嘩はとてつもなく強かったから。

要するにどんなに人がいてもあたしたち5人には勝てなかった。それで、族になりたいって言う人は強い人に着きたがるものでメンバーが増えた。





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