紫苑の伝え
私は彼の事を頭から切り離すべく、せっせとTシャツとスウェットに着替え、畳の上で正座をした。


私はこんな事をする自分に呆れてしまう。

夢をあきらめたはずの自分が、何故こんな未練がましい事をするのか。

自分自身の事なのに、答えが分からなかった。

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