いじわる教師といじっぱり生徒
確かにこのタイミングの良さはすごいと思う。
良いというよりは悪いんだけどね…?
しばらくして運んでこられたココアに息を吹きかけながら、私はお母さんをチラッと見た。
実は私すごく気がかりなことがあって…。
……この前の保護者会で、実力テストの存在がバレてしまっているのではないだろうか。
バレていたら確実に、結果を見せるはめになるはずで―――
「でもなんにも言ってこないし…きっとバレてないんだよね。」
そんな、自分に言い聞かせるように言った私の言葉と同時に、お母さんが「あっ!」と声をあげた。