いじわる教師といじっぱり生徒


の、はずだった。


広いグラウンドを抜けている途中、私はようやく警備員さんの言葉を思い出す。


“3年C組は3階だからね”……。


「あ……もうむりだ……」



諦めて走る足を止めたとき、時計はちょうど4時半から1分針を進めた。


31分になったって、時計は何事も無かったかのように、今でも等間隔で秒を刻んでいる。



「遅刻は決定だけど…できるだけ早く着かなきゃ…。」


走ったせいで冬なのに暑いし、喉もカラカラ。


私今ボロボロだ…


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