恋の教習所
【そうなんだよ!大変だ!】


谷川教官は今何をしているんだろう?

ご飯を食べてゆっくりしているのか、すぐに返事が返ってくる。


私も勉強ストップ。
負けてはいられない。


【お昼も食堂ですもんね。でも、毎日コンビニだと飽きないですか?】


負けじと返事を返す。

こんな事で張り合う訳ではないけれど。
嬉しくて仕方ないからすぐに返事を打ってしまう、これが本当に理由かもしれない。


チャーラララ~!


「えっ?!ほんとに??」

次に送られてきたメールに私は声をあげた。

そこに書かれていた事は・・・。


【飽きるよー!今度一緒に晩ご飯食べに行こうか?オレじゃ嫌かぁ。】


晩ご飯のお誘い。
憧れの谷川教官からの!!

私が返事をする前に、自分で返事を作っているのが谷川教官らしい。


もちろん私の返事は決まっている。


【嫌じゃないです!嬉しいです!是非お願いします!】


どのメールよりも早く送ったんじゃないかと思う。


夜中なのに、もう寝る前なのに1人テンションが上がってしまう。


【いいよっ!また日にち決めよう。遅くならないうちに寝なよ。明日も頑張れっ!】


日にちを決めるという事はからかったりしているわけじゃないみたい。


【はい!楽しみにしてます~。おやすみなさい。】


私はこう返してメールを終わらせた。

長くなってしまったら申し訳ない気がして。


ただ・・・今送り合ったメールをもう一度開いて。

一つ一つ読み返す。

絵文字を送ってこなかった谷川教官。
あの頃と変わってない。

だから絵文字を使わず返信する私。
あの頃と変わらない。


おやすみとは言ったものの、私の夜は長そうだ。
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