夜色オオカミ

現れた紫狼








萌花のお見舞い行ってたあたしを迎えに来てくれた十夜……。



だけど、十夜の様子はどこかおかしい。



話しかけても珍しく上の空で……



あたしの3度目の呼びかけでやっと気づいたほどだった。



紫炎さんのところに行ってたはずだけど、何かあったの……?



気になってしょうがないけど、ぼんやりと外を眺める十夜に強引に聞くことも出来ず



ううん……。



聞くことすら、していいものかもわからずにいて……



あたしはただ黙って前を見つめた。








< 276 / 472 >

この作品をシェア

pagetop