意地悪で優しい君
真っ黒な春


め「今日から2年かぁ」


毎年桜がキレイな
通学路を歩く


一年前、

小学校と近い
中学だから
通学路がほとんど
かわらなくて


なんとなく
嬉しかったのを
覚えてる


み「めいおはよ~!」


め「みさ!おはよ!」



福田美里(ふくだみさと)


小学生のときから
ずっと親友のみさ


いかつい容姿のせいか
みんなだいたい
美里ちゃんって
呼ぶけど、


小学1年のとき
初めて話して
すごい明るくて


入学式だったから
緊張していたのを
いっきにほぐして
くれた、


ずっと昔のことなのに
今でも覚えてる


あのときから
ずっと一緒で


家が近かったから
クラスが違っても
ずっと仲がいい


小学生のときから
金髪だったから
いかつい印象
ばっちりだけど(笑)


今わ先生に
怒られて茶色の
ロング


あたし的にみさわ
学年1かわいい
と思う(笑)



み「…い!めい!!」


め「あっごめん!(笑)」


み「朝からお得意の
ぼ~っとする、
発揮しやがって(笑)」


みさわ楽しそうに
笑った


そんなみさが
すごいかわいくて
あたしもつられて笑った


そんなこんな
しているうちに


学校についていた


み「春休みさ
短かったけど
終わったらクラス
発表だからマシだね」


め「わかる!今年
こそわみさと
同じクラスがいい(泣)」

み「小5のときから
離れてばっかだしね」


そんなことを
言いながら

クラスを書いた
紙のほうに向かう


駄目だ!!!


緊張する!!(笑)


み「そういやさ、
めい、あいつとわ
絶対なりたく
ないんでしょ(笑)」


め「田岡俊でしょ!?
うん絶対やだ!!」


み「あたしも
あれわやだなぁ(笑)」


< 1 / 95 >

この作品をシェア

pagetop