《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
言葉に乗せられない想いを
込めて、あたしは無言で
ギュッと爽介に抱きついた。



広い背中に腕をまわして、
強く強く、抱きしめる。



「亜莉紗――…」



爽介はほんの少し驚いた
ような声を出したけど、
すぐにそのたくましい
両腕であたしの体を抱き
返してくれた。



そして、いつくしむように
背中まで伸びるあたしの
髪に触れながら、



「一緒に働かなくなったって……
オレ達は一生、相棒だからな」



「ウン……ウン……」



築いてきた時間、大切な思い出。



そして決して変わることの
ない、あたしの大好きな空間。
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