《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
雫は納得したのかどう
なのか、ヒョイと肩をすく
めると小さくため息をついて、



「まぁいいわ。

さすがに急で驚いたけど
――いつかこんな日が
来るだろうとは思ってたし」



そのセリフはちょっと意外
だったんで、あたしは目を
丸くして思わず聞き返す。



「そうなの?」



すると雫は当たり前のように、



「そりゃそうでしょ。

爽介ほど才能のあるパティ
シエが、いつまでもただの
生産役でくすぶってるわけ
なんてないじゃない」



『才能のある人はどんどん
上に登ってく。

そーゆー世界なのよ』
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