近くて遠い君へ


「何で、って…

す、進まない。

話し掛けられたら…。」


何でそんな真っ赤になって、可愛い事言うかな。


「ふ〜ん。

じゃあ、黙ってるよ。

ほら、前向いて。」


わざと意地悪したくなるんだよね。


「え、

スミくん…。」


ミナちゃんは観念したのか椅子に立ち、再び書き始める。


俺はすぐ側にある代表の大きな机に浅く腰掛けた。


静かな部屋にペンの動く音だけが響く。
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