桜が散るように ー 新撰組 ー
再び、沈黙が室内を支配する。
かける言葉が見当たらなかった桜は、そろそろお暇しようと立ち上がる。
すると、山崎が
「三日後」
「え、なんですか?」
「三日後、ついてきてほしい場所がある」
と言った。
桜はそれにひとつ頷いて返し、山崎の部屋から出た。
欠けた月が
悲しくて、
やはりそれでも綺麗だと思った。
(私はどの道を進むんだろう)
月明かりが照らす道から、目を背けたくなったのは何故なんだろう。