桜が散るように ー 新撰組 ー



どうやら、思っていた以上に事態は大きくなったようだった。


「つまり、追い出されて『ムカつくーっ』てなった人達が、京に潜伏してて、計画をたてていたんですよね?」

「ああ」

「で、その計画が風の強い日に京に火をつけることで、『便乗して天皇さま拐ってしまおう!』てな感じになったんですね?」

「ああ、………桜の要約は緊張感が無いな…」

「右に同じです」

「……別に要約下手でも良いじゃないですか」


そして、その計画の打ち合わせのための会合が今夜、あるらしい。

候補は二ヵ所。


四国屋と…、池田屋。


「? 古高さんは会合の場所は言わなかったんですか?」

「いや、言った。だが、ハッキリとは分からないらしい。普段使っているのは池田屋だが、」

「古高が捕まったことで警戒し、四国屋にする可能性が高まった……」


土方の言葉の続きを山崎が継いだ。

そして、山崎の台詞に土方は肯定するように頷いた。



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