桜が散るように ー 新撰組 ー
桜は呆然としていた。
“あの”沖田に勝てるとは思っていなかったのだ。
たとえ、何年も鍛錬したとしても。
しかし、桜は勝った。
胴に一本入れて。
それが意味するのは
(沖田さん……本気じゃなかった。)
沖田が桜の早さに追いつけなかったのも事実。
だが、様子見のために本気ではなかったのも、また事実だ。
桜が強いとはいえ、沖田だって隊長格だ。
本気をだせばどうなるか――…分からない。