許されない、キスをしよう。



「…。」

「…。」



さっきまであんなに騒いでいた蒼が黙る。
観覧車の中に、沈黙が流れる。




しばらくして、少しずつ高くなっていく視界。
ふと外を見てみると…
すごく綺麗な景色が広がって。
オレンジ色に染まる空。そして反対側の空には星が輝く夜空。
キラキラと光るたくさんの地上の光。




「わぁ…!」

思わず声をあげてしまう。


私たちが遊園地に入ったのは夕方で、アトラクションに乗っているうちに辺りは暗くなっていた。



「綺麗でしょ?」

そう言って笑う蒼に、私は素直にうなづく。



「すごく。いいね。」

ホントに綺麗だと思った。





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