呪いの時計



「ぇ、今なんて?」




「過去に戻ってわたしが天野くんを助ける。




せっかく両想いになれたのにこんなんじゃあんまりだよ‥



わたしはどうなってもいい。



だから天野くんだけはわたしが助ける!」




「わたしは反対だよ!




結衣になにかあったらわたしは‥‥」



「ごめん、それでもわたしは‥」




「もういいよ‥



結衣の勝手にして!



わたしもう知らない」



そう言い捨てて歩美はわたしのもとから去った。
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