今日も地球の上では☆3
≪現在≫
「おめでとう!」
集まった人達の祝福の声が、あちらこちらで聞こえる。
今日は親友・純一郎と風花さんの立食形式の結婚披露パーティだ。
俺はみんなと雑談しながら笑顔で幸せそうな2人を見て、さっきから自然と口元が緩みっぱなしだ。
「龍太郎……なんだか、主役の2人よりも嬉しそうな笑顔してるわよ?」
ん?
声を掛けられてそちらを見ると、妻の葵だった。
「だって、あの純一郎が結婚だぞ? しかも、風花さんを見る時のあのとろけるような笑顔……長い付き合いだけど、初めて見るよ」
「まぁね~……あそこまで緩んではいなかったけど、私も付き合っていた頃は、あの笑顔に騙されてたんだから」
葵の言葉で、苦笑いになった。
そう、高校時代、葵は純一郎と付き合っていた。
俺はその頃から今日までの事を、思い出していた。
集まった人達の祝福の声が、あちらこちらで聞こえる。
今日は親友・純一郎と風花さんの立食形式の結婚披露パーティだ。
俺はみんなと雑談しながら笑顔で幸せそうな2人を見て、さっきから自然と口元が緩みっぱなしだ。
「龍太郎……なんだか、主役の2人よりも嬉しそうな笑顔してるわよ?」
ん?
声を掛けられてそちらを見ると、妻の葵だった。
「だって、あの純一郎が結婚だぞ? しかも、風花さんを見る時のあのとろけるような笑顔……長い付き合いだけど、初めて見るよ」
「まぁね~……あそこまで緩んではいなかったけど、私も付き合っていた頃は、あの笑顔に騙されてたんだから」
葵の言葉で、苦笑いになった。
そう、高校時代、葵は純一郎と付き合っていた。
俺はその頃から今日までの事を、思い出していた。
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