年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜

寒い日には・・・


「寒〜い」



「葵っ、寒いって言ったら余計寒くなるでしょっ」


「だって、寒いものは寒いんだもん」



今、体育の時間。



紫帆と一緒にぐうたらと体育の授業を受けていた。



「ホントっ、なんで冬でも体育やるんだろうね」



「葵は、スポーツだけなら得意でしょ、わがままいわないの」



あたしたちは、グラウンドのまわりを走っていた。



でも、ほとんど歩いているに近いけど。



「あ!そうだ」



「なに?」



「葵たちはバレンタインはどうするの?」



バレンタインデー………



あたしたちが付き合ってから初めてのバレンタインデーだ。


< 30 / 76 >

この作品をシェア

pagetop