Liar
というか、不機嫌になられては幸せも不幸もない。
「次はなに乗ります?」
「落ちない、高くない、速くないもの」
「じゃあ……バイキングは「全部当てははふほへへ」
『は』のあたりから4個目のハンバーガーを口に押し込み、顔をしかめる藍。
人々の視線を集めながらも我を貫き通すところだけは尊敬できる。
「仕方ないですね、観覧車はどうです?」
「高いけど……まぁ、ゆっくりだからいいよ……」
「藍って高所恐怖症でしたっけ?」
「アトラクションで無駄に高いところに行くのが嫌なだけ」
藍は憮然として5個目のハンバーガーを頬張った。